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フラッグの作り方

カラーガードフラッグは、硬く遠心力を上げるウエイトが入っているポールと絵柄でも表現できるしなやかなクロスの2つに分けて作ります。それぞれについて解説していきます。

ポール

種類

材質の話になりますが、多くはアルミ製の筒になろうかと思います。アルミ製は、とても軽く光沢感があるので重宝されていますね。柔らかいので、あまり激しく扱うと曲がったり凹んだり折れたりしますので注意が必要です。

カラーガード専用として販売されているポールもありますが、ホームセンターなどで仕入れきても問題はありません。特にウエイト(重り)に関しては、ボルトとナットで微調整をする事でクロスが変わっても安定した理想的なフラッグに仕上げる事が出来ます。

長さ

長さは、自分の身長+10cmほどが良いとされていますが、ここはチームによって統一されているかとは思います。

・小学生〜高校生…160cmポール
・高校生〜大学・社会人180cmポール
あたりが多いのではないでしょうか。

決まりがあるわけではありませんが、身体にフィットしてバトンに違い表現を望むなら若干短めに、ダイナミックなパフォーマンスを目指すなら長めを選んでも良いかと思います。

太さ

ポールの太さは、ポールの長さに関係なく20mm~25mmが多いように思います。その中でも25mmがしっくりくる太さと思う人が多いのではないでしょうか。

クロス

種類

多くは、チャイナシルクと言われる種類になります。他にもテトロンポンジやオーガンジー、ラメシャなども多く使われています。こちらも希望する表現によりますが、基本はチャイナシルクかと思います。

サイズ

レギュラーサイズは、縦はポールの半分の長さ。横は縦の1.45〜1.5あたりの長さになろうかと思います。

例えば、
180cmポールの場合なら、クロスの縦幅は90cm × 横幅は130cm〜135cmあたりがちょうど良いサイズかと思います。

形状

レギュラーな形状は、スクエア(四角)タイプかアーチ(湾曲)タイプになります。自作する分には好きな形状を作れますが、委託する場合、特にプリントの場合は、製造会社に依存しますので事前に確認する必要があります。

練習用は、単色フラッグ。色はオススメなのは濃いめになります。濃いめをオススメする理由は、色がハッキリと見える事でズレが認識しやすいため、練習中はメンバーも意識しやすくなり結果的に練習になります。

本番用では、様々な表現が出来ますので、ショーコンセプトにあった柄をデザインしたいものですね。最近は、生地を縫い合わせるクロスと生地に直接プリントを施すクロスがあります。どちらも一長一短ですので、総合的に判断して選択したいものです。

ウエイトの調整

ウエイトとは、フラッグの上下先端に仕込む重りのことで、ウエイトの調整でオススメなのは、ホームセンターにあるボルトとナットです。特にナットで微調整をしていきます。

微調整の必要性は、クロスが変わった時や振り付けによって変わる感覚をナットで微調整する事で操作性を上げられるためです。カラーガード用に重りが商品になっている場合もありますが、それだと微調整が効かなくなりますし、ホームセンターの方が地元で簡単に揃えられます。

素材は特に気にしませんが、丈夫なのと重みのあるステンレス製がおすすめです。

フラッグの作り方

料理レシピみたいですが、材料はこちら。
(フラッグ180cmの場合)

1)ウエイトを作る。

ボルトにナットを通してビニールテープでナットとボルトを固定する。ボルトの下部にもテープを撒く。ボルトやナットが中で動く事でポールが内側から破損していきますので、それを軽減させるためにナットとボルトを固定し、ボルト下部を撒くことで、クッションを作ります。

2)ウエイトをキャップに入れる。

キャップにボルト入れた時にボルトがキャップに固定されるくらいの太さだとベストですが、そうでなくてもナットのサイズがポールと同じか1mmくらいなら大きめであればある程度は固定されます。

3)キャップを固定する。

キャップをポールに入れてビニールテープでキャップのトップ部分をテーピングします。

4)トップ側からポール側まで巻いていく。

ある程度のテンションをかけてできる限り均等に巻いていく。ポール部分へは、テープの幅の2倍ほど巻いていき最後は、少し戻しながら巻き終えます。

5)片方のウエイトを調整する。

もう片方も同じように。ただナットの枚数を調整します。大概は、トップ側を2枚、エンド側を1枚で調整できると思います。

6)クロスをポールに入れ込んでテープで固定します。

クロスの位置は、ビニルテープがキャップとクロスを固定できるくらいに空けてポールトップに出来るだけ近くにする事で、1番テープがポールの中心から若干トップ側に上がります。そうする事で、ウエイトの関係でちょうど良い位置にセッティング出来ます。

7)2番3番テープを作ります。

現在では一般的なフラッグのポイントは、クロス根元の1番テープとエンド部分の4番テープ、これらの間を3当分して2番3番テープになります。

8)クロスをテーピングする。

ポールが仕上がったらクロスをテーピングしてフラッグとして完成です。最後に左右のスピンやトスなどを試して操作性を確かめます。